行きたい街・住みたい街をテーマに街の魅力を紹介する「iko-sumo.jp」。今回は、北九州市小倉南区横代[よこしろ]にある総合農事センターさんを取材させていただきました。
毎月たくさんの展示イベントが開催されています
季節に合わせた企画が目白押し、盆栽、洋蘭、山野草など
広々とした駐車場から夏でも木陰で涼しいケヤキの道を抜けると、目の前に農事センターの本館が現れます。
農業資料室で展示中の稲作の歴史を体感!
本館二階で農業資料室で展示が行われていました。教科書の中でしか見られない、あんな道具やこんな道具が目の前にズラリ!
稲作文化の日本では、さまざまな道具で効率化を図っていたんですね。
先人たちの知恵が感じられます。ふだん食べているお米が、昔はどのようにして作られていたのか、どれほど大変で重労働だったのかを知ることができます。
同時に、今の技術のすごさ、ありがたさも身に染みてわかりますね。
日本昔話、社会の教科書で見たことがあるような道具たち
実際に間近で見てみると、
「あ、これ、かさじぞうで見たことある!雪の日におじいさんが着ていたやつだ~」
「こんなに大きかったんだ~!」
「どうやって使うんだろう?」と、
お子さまも日本の文化に、興味が湧くかもしれません!ちなみに、私が個人的にテンションが上がったのがコチラ。
「びく」と「ます」って気になる響きの道具たち
新美 南吉さんの「ごんぎつね」
狐のごんが山から村へ下りてきたとき、村人の兵十が、病気の母親のために川で獲ったうなぎを入れていたのが、この「びく」なのです。余談ですが…そのうなぎはごんのいたずらで、お母さんにあげられなくなるんですけどね[悲]。
新海 誠 監督の「君の名は。」
宮水神社のお祭りで、主人公の三葉が巫女として口噛み酒を入れていたあの容器。
「ます」は、お米を量ったり、お酒を入れたりする道具です。こうして歴史に触れるとこれまで見たり聞いたりしていたことが、より現実味をもって理解できるようになりますね。資料館や博物館の魅力に、もっと早く気づいておけばよかったぁと痛感。学校では味わえない体験を求める方にオススメします!
ガーデニングの参考になるバラの花園
ちょうどバラの季節の農事センター、こんなにたくさんのバラたち
赤、白、桜色、紫、黄色、朱色、桃色、、中には、ハマナシ赤八重など、
「えっ?これもバラなの!?」と感じるものも。
紫のバラを見ると、美内すずえの漫画「ガラスの仮面」を思い出します、、女優を目指す主人公のマヤに、どこの誰かもわからないファンから、バラの花束が届くんですよね~!素敵!どこかにいるんでしょうか、私の紫のバラのひと、、あなたにも、ある日突然ファンからバラが届くかもしれません!
色とりどりのバラたちを見ていると、それぞれの名前も気になります。
これぞバラ!ミスターリンカーン
いろんな名前のバラがありますが、やっぱり多いのが女性の名前。マジョリカ(ドイツ)、ラビィーニア(ドイツ)、マチルダ(フランス)、アビゲイル(ドイツ)、ニコール(ドイツ)、ローラ(フランス)などなど、、名前の元になった女性が、バラのように美しいっていう意味なんでしょうか。お花に名前を使ってもらえるなんて嬉しい限りですね♩
もちろん日本のバラたちも
こちらは希望。光を受けて誇らしく咲いている様子に、見ている方まで明るい気持ちになります。
お祝いごとにふさわしい赤。乾杯。
こちらは白鳥。大輪の花弁が、大きな鳥を思い起こさせ、いまにも水面をすべりだしそうな感じがします。
こちらは優花。女性の名前でもありますよね。他にも、和音、天津乙女、花房、ショートケーキやフレンチパフュームなどもあります。
家族みんなで思い切り楽しめるエリア
温室や畜産コーナー、広い広場でピクニックもできます。
お休みの日に、
おじいちゃんおばあちゃんといっしょに、
夏休みの見学に、
子どもから大人まで楽しめる北九州市立総合農事センター