スタートアップウィークエンド 体験ログ
いつからか、家族一人ひとりがデジタル端末を持つようになり、ひとつの食卓を囲んではいても、それぞれの端末を凝視しながら生活している、そんな日々を送る副編集長です。
僕の端末には、仕事関係・ビジネス系の動画がどんどんリコメンドされ、知りたくもないビジネスの潮流や、勿体付けたIT長者の成功体験や、「それはあなたの感想ですよね」的な肩で風切って世の中を切るような、そんな動画がガンガン上がってきます。AIさん、もうそろそろ気分転換のさせ方も覚えてください(笑)
前置きはこれぐらいで、日を追うごとに「スタートアップ」という言葉を耳にすることが増えた気がします。意識高い系の、大都会で一旗揚げたい一部の人たち、を指していたのは昔の話で、人口減少・少子高齢化による社会不安・先行き不透明な中生きていくには、スタートアップももはや身近な選択肢の一つになっている感があります。
そんな起業を身近に体験するイベント「スタートアップウィークエンド」に参加してみました!
スタートアップウィークエンドとは、金曜夜から日曜夜まで54時間かけて開催される、スタートアップ体験イベント
公式HPにあるとおり、ビジネスのタネをビジネスの文脈に載せて形作り、株主の前でプレゼンする、といった短期集中型のビジネスフレームワーク習得の機会です(と私は捉えました)。
非営利団体によって世界中で取り組まれていますが、北九州開催を運営するスタッフのみなさんは特に熱心らしく、本当の個人事業主や大企業の幹部などが参加され、さまざまな業種の方によって活動されています。
自分は全くもっての「意識低い系」なので、本当に冷やかし半分で参加したのですが…
年齢性別関係なくさまざまな属性の人たちが集まっていて、たとえば、上は60代、下は小学校4年生と幅広い!積極的な発言やその時点で圧倒されました。その時点で意識高いなと(笑)
これから参加してみたいと思うあなたに
スタートアップウィークエンドの大まかな流れを共有しますね
◉ 参加者の中で「ビジネスのタネ」を持っている人が、全員に向けてプレゼンする
◉ 具体化していきたい「ビジネスのタネ」の人にこの指とまれして終結、チームを組成する
◉ 提供価値、ペルソナ設定、優位性、競合、収支計画、将来性など、フレームワークを押さえた検討・検証・ブラッシュアップを行いながら、ビジネスモデルを構築する
◉ プレゼンテーションを作り、1チーム5分で発表、3分で株主からの質疑に応える
という流れです。正直、発表が終わるまでは緊張と「これで大丈夫やろうか?」の不安の連続でした💦
金曜の夜、チームが決まってビジネスの方向性を与えられ、自分なりに構想してみた。
こんなメモを幾つも作っては構想を練り上げる。
街角インタビューをして、僕らのビジネスに実効性があるかどうかを検証。
2日目夕刻、迫りくる〆切とメンターの厳しい指導に心が折れそうになる(笑)それも必要なプロセスで、実際のビジネスではうまくいかないことが殆んど、を体感することに繋がっている。
完成した僕らのプレゼン。見た目より中身は大真面目(笑)
今は若い方でスタートアップに興味関心がある方が増えていると聞きます。
また、「スタートアップウィークエンド」の北九州地域からの参加者は熱心な方が多いそうです。確かに自分が参加したチームのメンバーも全員熱心で真面目に熱く取り組むメンバーでした。個人的には、そういった出会いにも、このイベントに参加した価値があったと思います。
実際に起業するきっかけとしてはダイレクトに役立ちますし、学生や社会人1年目など、ビジネスの仕組みを知る必要がある方には、短期集中でいろいろなことが学べる絶好の機会です。楽しみながら煙を吹きながら(笑)ぜひ経験してみてください。