行きたい街・住みたい街をテーマに街の魅力を紹介する「iko-sumo.jp」。レトロな雰囲気を感じつつ、オシャレなカフェも楽しめる人気の散策コース若松区本町エリア。今回は、大正時代にタイムスリップできる「旧古河鉱業若松ビル」の魅力をご紹介します。
大正8年、登録有形文化遺産登録
北九州市旧古河鉱業若松ビル
大正8年にできた建物で、登録有形文化遺産に登録されています。近年ではあまり見ないレンガ造り。各階を貫いた円柱塔と背景に見える若戸大橋が存在感を放っています。
一際目を引く建物、北九州市旧古河鉱業若松ビルの入り口に目を疑う看板を見つけました!
丸屋の天然酵母あんぱん
レンガ造りのビルの中にあるので、それだけで非日常な雰囲気がプンプンします。
そんな丸屋さんのあんぱんがコチラ
大正時代からあんぱんがあったかどうかは定かではありませんが、レトロとアンパン、おもしろいですね。
こちら、丸屋さんのあんぱんは「井筒屋」さんと「若松ビル」の2か所のみの販売で、過去に有名人の方も食べに来られたとか!!このエリアは映画のロケ地としても有名なので、あの有名俳優さんも食べていたかもしれません…。
丸屋さんのあんぱんは3種類あり、左から白玉餅入り、芋入り、クリームチーズ入りです!
どれもおいしいそうなのですが、私は今回クリームチーズあんぱんを頂きました!生地自体もふわもちっとしてて美味しかったです!あんぱんにクリームチーズって合うんですね♪
そのままでも十分美味しいんですが、20秒ほどレンジで温めるとさらに美味しくなります!他にも…クッキーやコーヒーも販売しており、なんと館内で飲食できます!レトロな雰囲気の中、あんぱんとコーヒーを美味しく頂きました♪まさに…至福のひとときです。
大正時代の趣が残るデザイン
館内には至るところで当時を物語るデザインが残ってます。これは必見ですね。階段は当時の木造階段のままで、今もなお大切に使用されています。
洞海湾が見えるレンタルスペース
あんぱんを販売している事務所の隣にある多目的ホールでは、シャンソンクラブの方々がピアノ演奏に合わせて歌っていました。英会話やオカリナ…二胡…コーラス…ヨガなど教育から楽器〜健康まで、幅広いクラブやサークルが活動しているようです。多目的ホールや2階の会議室等も貸出しており、様々な催しに活用できるとのことでした。ご興味のある方はぜひ、おすすめです。
2階の多目的ホールでは、洞海湾を一望できる空間で飲食も楽しめます!夏から秋にかけて年4回のクルージング付お食事会を開催していて、生バンド演奏やフラメンコも楽しめます。クルージングを楽しんでからのビアパーティーなんて素敵ですね!!
今春にはファミリー向け企画として、“洞海湾の歴史を学びながらクルージング”を開催したそうです!クルージングを堪能しながら歴史を学べるって新しいですね♪
同室には煉瓦壁が修復保存されていて、
中には円柱塔吹抜の螺旋階段があります。
若松の歴史が学べる資料室
若松の歴史についての資料が多数保管されていました。
「石炭の町、若松」として日本中に知られていたということで本物の石炭が展示されていました。
若松郷土史散歩若松ぶらり
館長さんが若松のことをもっと知って欲しいという思いから始められたそうです。実際に足を運んでの現地調査から得た経験から広報誌を作製したところ、
もっと詳しく知りたい!
との声があり、郷土史講座が開講するまでになりました。
現在でなんと、第13回目の演題!
毎回30~40人ほど集まるそうです。
地域の方だけでなく、福岡全域の方がこの講話のために足を運んでくださるとのこと!若松に限らず周辺のエリアの歴史まで幅広く触れているので、歴史好きの方にはたまらないと思います!!
旧古河鉱業若松ビルの魅力
①歴史的建築物でビアパーティーなどのイベントが楽しめる
②特別な空間で味わえる「丸屋の天然酵母あんぱん」
③若松について深く知ることができる楽しい講座
あんぱんも若松で作られており、食を通して若松の歴史に少しでも興味を持っていただけたらという思いがあるそうです。
今回は突然のお邪魔にも関わらず快諾して頂きました。ありがとうございます!