小倉駅前や黒崎の街並みが、これから大きく変わるかもしれません。
北九州市は、市政80周年を迎える2043年に向け、約1兆円の投資の呼び込みを目指す未来戦略「北九州2043」を発表しました。
小倉では駅前や紫川周辺の再整備、黒崎ではクロサキメイト跡の再生などを構想。私たちの暮らす北九州が、どんな街に生まれ変わるのか。その未来像が見えてきました。
北九州が約1兆円の投資を目指す!「北九州2043」とは?
北九州市が新たに打ち出した「北九州2043 ~暮らしと街を次のステージへ~」。
市政80周年を迎える2043年を見据え、国内外から約1兆円の投資を呼び込むことを目指す、次世代のまちづくり戦略です。
その中心となるのが、小倉と黒崎の2つのエリア。
小倉では、世界中の人や投資が集まる創造拠点を目指し、黒崎では、先端技術と快適な暮らしが共存する未来の生活モデルを構想しています。そして、両地区で生まれる経済効果や新たな魅力を市内全体へ広げていくことが、この戦略の大きな狙いです。ただし、今回発表された内容は、あくまで今後の議論に向けた「たたき台」。個別の開発事業が正式決定したわけではありません。それでも、これからの北九州を考えるうえで、見逃せない動きといえそうです。
小倉が変わる!駅前・ベイサイド・紫川の3エリアを大改革
小倉地区では、アジアの玄関口としての強みを生かし、世界中の人と投資が行き交う最先端の創造拠点を目指します。構想では、小倉の中心部を3つのエリアに分け、それぞれの特色を生かしたまちづくりを検討しています。

Bayエリア(新幹線口・ベイサイド周辺)のイメージ
Bayエリア|新幹線口・ベイサイド周辺
小倉駅新幹線口からベイサイドにかけてのエリア。
ベニュー(イベント・集客施設)やワールドクラスホテルの誘致、フィジカルAIの実証推進エリアの設定などがプロジェクト候補に挙がっています。国内外から人が訪れ、新しい技術やビジネスが生まれる場所へ。小倉の玄関口が持つ可能性を広げる構想です。

Cityエリア(小倉駅小倉城口周辺)のイメージ
Cityエリア|小倉駅小倉城口・平和通り周辺
日常的に買い物や通勤で利用する人も多い、小倉駅小倉城口から平和通り周辺。
駅前広場の再編や平和通りの車線削減を例とした「小倉ウォーカブルフィールド」、次世代オフィスへの建て替えなどが検討されています。車の通行だけでなく、人が歩き、滞在し、街を楽しめる空間づくりが構想のポイントです。

Riverエリア|紫川・勝山公園周辺
小倉城や紫川、勝山公園など、北九州らしい景観が広がるエリア。
ワールドクラスホテルの誘致や、水上プレミアムクルーズの誘致などが候補に挙げられています。歴史や自然、街のにぎわいを組み合わせた、新しい小倉の楽しみ方が生まれるかもしれません。
黒崎も大きく変わる?クロサキメイト跡の再生が構想に
小倉と並んで、今回の構想で大きな役割を担うのが黒崎地区です。

TOPIC:クロサキメイト跡の再生イメージ
※クロサキメイト跡の再生イメージは議論のきっかけとして作成されたもので、実際の再生方針を示すものではありません。

黒崎地区のイメージ
![]() 黒崎地区のイメージ |
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黒崎では、世界に通じる技術と便利な暮らしが近接する強みを生かし、新しい時代の暮らしを実現する「未来の生活モデル」の拠点を目指します。なかでも地元の人にとって気になるのが、クロサキメイト跡の再生ではないでしょうか。構想には、クロサキメイト跡を未来の生活モデルの中核拠点として再生する案が盛り込まれています。さらに、コムシティの機能再編や、ふれあい通りのフルモール化、黒崎駅前でのスマートモビリティの展開なども候補となっています。
ここに注目!暮らしが変わりそうな5つの構想
「北九州2043」は、大きな都市開発だけの話ではありません。毎日の通勤や買い物、休日の過ごし方、子育てなど、私たちの暮らしに関わるアイデアも盛り込まれています。
1|小倉駅前がもっと歩きやすい街へ
駅前広場の再編や平和通りの車線削減などを例に、歩いて楽しめる中心市街地を検討。
2|クロサキメイト跡の新しい活用
黒崎の未来の生活モデルを象徴する拠点として、跡地再生の可能性を探ります。
3|紫川周辺に新しい楽しみ方
水上プレミアムクルーズやホテルの誘致など、川辺の魅力を生かす構想が登場。
4|黒崎の街を歩いて楽しめる空間へ
ふれあい通りのフルモール化や、まちなかリノベーションなどを検討。
5|AIや新しい移動技術が暮らしの中に
黒崎ではAIと介護・子育ての共創、小倉ではフィジカルAIの実証などを構想。
これらは現時点でのプロジェクト候補ですが、実現すれば、北九州での暮らし方や街の楽しみ方にも新しい選択肢が生まれそうです。
なぜ今、北九州が未来のまちづくりを描くのか?
北九州市が掲げるのは、単に建物を新しくすることではありません。
「このまちで暮らしたい」「このまちで働きたい」「何かに挑戦してみたい」と思える街をつくること。小倉・黒崎を起点に投資を呼び込み、その効果を市内へ広げることで、暮らしの質の向上とさらなる投資を生み出す好循環を目指しています。普段から小倉駅周辺を歩く人も、黒崎で買い物をしてきた人も、街の変化にはそれぞれの思いがあるはず。見慣れた風景を残してほしい気持ちと、もっと便利で楽しい街になってほしいという期待。
その両方を考えながら、北九州の未来を市民自身が考えるきっかけになりそうです。
北九州の未来に意見を届けよう!10月31日までアンケート実施
市民アンケート回答期限(予定):10月31日(土)
締切間近:2026年10月1日〜31日(予定)
今回発表された「北九州2043」は、完成した計画ではありません。北九州市は、市民からのアイデアを募り、議論を重ねながら戦略を更新していくとしています。現在、暮らしやすさやにぎわい、働きやすさ、子育て、移動のしやすさなどについて意見を募るアンケートを実施中です。
「こんな施設があったらいいな」「もっと歩きやすい街になってほしい」。
そんな日常の小さな気づきも、未来の北九州を考える大切な視点になります。あなたなら、2043年の北九州をどんな街にしたいですか?
こんな人にこそ知ってほしい「北九州2043」
今回の構想は、都市開発やビジネスに関心がある人だけのものではありません。
- 小倉・黒崎で暮らす人:駅前や商店街、身近な街並みの未来が気になる人。
- 子育て世帯:子どもが大人になる頃の北九州の暮らしを考えたい人。
- 地元企業や働く人:新たなビジネスや働く場所の可能性に関心がある人。
- 移住・Uターンを考えている人:これからの北九州がどんな街を目指すのか知りたい人。
2043年は今から17年後。今の子どもたちが大人になったとき、北九州がどんな街になっているのか。そんな視点から構想を眺めてみるのも面白そうです。
北九州2043 概要|公式情報
項目 | 内容 |
名称 | 北九州2043 ~暮らしと街を次のステージへ~ |
目標年 | 2043年(北九州市市政80周年) |
投資目標 | 約1兆円の投資の呼び込みを目指す |
起点エリア | 小倉地区・黒崎地区 |
公式ホームページ | https://kitakyushu2043.com/ |
市民アンケート | 2026年10月1日~31日(予定) |
「北九州2043」は、行政や企業だけでなく、この街で暮らす私たち自身が未来を考えるきっかけになる構想です。
小倉駅前、紫川、そして黒崎の街並み。普段何気なく歩いている場所が、17年後には今とは違う景色になっているかもしれません。
まずは公開された未来像を眺めながら、これからの北九州に期待することを考えてみませんか。










