地域の魅力を「行きたい街・住みたい街」視点で発信する「IKO-SUMO」。何人かで集まると、誰かの何かにはピンとくる事が必ず見つかる優秀スポット、糸島。今回は、編集部のある八幡西区からだいたい1時間半で行ける糸島のおすすめをご紹介します!
なんて、おこがましいので、「とりあえず、ビール」くらい気軽に、糸島へのおでかけのご提案。
この呼びかけ、意外とプレッシャー
関係性により思いつく事には限界があり、しかも人数が2人を超えると共通項が減り選択肢はどんどん狭まり難しくなるというこの状況。
近場でランチ、そのあと話し足りずカフェに移動、長時間居座り日が暮れる…。まあ、これもアリと言えばアリ。ただ、「どこか行こう」の大胆な提案からすると、ちょっと物足りない。女性って大変なんです。
そんな時は「とりあえず、糸島行こう」これ、ほんとによく使える魔法の呪文の様なもの。
困った時は「糸島」というキーワードさえあれば、ひとまず解決、何だってできる気がします。
ランチ、カフェ、スイーツ、テイクアウトフード
雑貨屋、ギャラリー、手づくり体験
道の駅、牡蠣小屋、特産品
海、山、滝、公園、サンセット
ドライブ、サイクリング、ゴルフ、マリンスポーツ
神社仏閣、史跡、パワースポットにインスタスポット
ほら、糸島というキーワードだけで出てくるあれやこれ。もう迷ってしまうほど。
日が暮れたら帰りましょう
季節や天候によってすることも限られますし、数ヶ月行かなければ新しいお店や新しいスポットも必ずと言っていいほど出来ています。
人混みもなく、基本は車移動だと誰かとはぐれることもない。17時18時にはには閉まる店も多く、夕日を眺めることで昼と夜の境がはっきりしているのも、お出かけ先の選びやすさに繋がります。
今回は行き当たりばったりのセレクトでしたが、それなのに、それらしい1日になりましたので、どこか参考になれば嬉しいです。
誰もが知っている日本一の産直市場。
特産品もおみやげも一気に揃います。あまりに有名なのでここは、省略。でも外せないスポットですね。
「森とコーヒー。焙煎室」
ずっと気になっていたSnow Peak(スノー ピーク)のトレーラーハウス(隈研吾氏デザイン-MOBILE HOUSE 住箱)のお店仕様版。タープを張って、ふかふかのウッドチップ。丸太の椅子に、焚き火台。木の匂いとコーヒーのかおりに包まれ、幸せになります。
ロースターが並び、小さなカウンターと商品棚。こじんまりとして素敵なトレーラーの中はぜひ現地でご確認ください。
焙煎仕立てのコーヒー豆、グラム売り、濃縮コーヒー、コーヒーバッグ、ドリップバッグ入りのコーヒー等が販売されていました。
- コーヒー豆 600円〜/100g~
- ドリップバッグ詰め合わせ 600円/5個入り
- 日々のコーヒー(コーヒーバッグ) 600円/5個入り
- つめたい濃縮コーヒー 1800円/1本
今回は、ドリップバッグとアイスコーヒー用の濃縮コーヒーを購入。ドリップバッグは5個入り全て違う種類。プレゼントに良いですね。つめたい濃縮コーヒーは、人気で売り切れていることもあるようです。お水で割っても、牛乳で割ってもとても美味しかったです。
テイクアウトでコーヒーを買うこともできますが、豆などを買い物をすると、ホットコーヒーのサービスがあり、いただきました。
「森とコーヒー。焙煎室」
営業日は、木曜から日曜まで
営業時間は12〜20時
HP:https://moritocoffee.com/
大人には深江エリアがちょうどいい。
まずはランチから。パスタにしよう!この言葉、ほんとによく飛び交います。私の場合、20代半ばからだった気がします(笑)
ランチなら、カジュアルで本格的な料理。
ディナーなら、隠れ家的で地元野菜や産地直送の食材にこだわる。かなり強引ではありますが、お店選びとしては大事にしたいキーワードです。
糸島バール syanaへ。落ち着いた雰囲気で、オーナーご夫婦が親切でとても丁寧。きれいに手入れされたお庭の先にちらりと海も見える場所です。
パスタ(野菜サラダプレート付き)900円
パスタメニューはバラエティ豊富です。ちゃんとイタリアン!スパゲッティじゃないだけで来てよかったと思えます。くるくるしたショートパスタや平らな麺って、なかなか使い切れそうになく買うの躊躇うんですよね。
こちらはマルゲリータ1700円
ピッツァは全部で4種類。27cmと大きめサイズ。
パスタもピッツァも、とても美味しく大満足でした。
「糸島バール syana[シャナ]」
糸島市二丈深江2129-12
営業時間は11時30分〜15時30分
定休日:水曜日
気になるところが多い深江エリア。
移動距離はそこそこありますが、それがまた良し。
「おやつと雑貨、くらすこと」にも行ってきました。1階はカフェ、2階は上質なセレクトの日用品と生活雑貨、洋服が並ぶお店。ここでお買い物タイム。
北欧家具の「ハミングジョー」へも。現地で直接買い付けた、60年代のデンマーク家具や北欧アンティークが並び、店の奥で職人さんがリペアする工房を覗くこともできました。
暮らしを豊かにする物に触れている間は、ついつい夢中になって写真の撮り忘れ…。少し離れたお店を選べば、行き道で気になるところがきっと出てきます。発掘感があって盛り上がります。
DOVERと、ロンドンバス
深江エリアを離れてドライブ。美味しいおみやげも買って、食事もして、お買い物もしたので、少しずつ海を感じたくなりました。
目指すはDOVER。画家のオーナーが営む倉庫のようなお店は、ギャラリーとアートスクールも併設し、看板犬がウロウロしていたり、看板ネコが商品に埋もれていたりする糸島の老舗の雑貨店。マリンテイストな物と革製品がメインなイメージ。
移住ブームが起きる前から、代表的なお店ですね。
看板犬、何代目かしら。私が行くときは、だいたいレジ裏かアートスペースにいて、のそのそと近づいてきてくれます。とてもいい子。
さっき、バッグの棚でゴロゴロしてたと思ったら気がついたら外で帰るお客さんの足を止めるかのようにゴロゴロ。なかなか仕事のできる子。
海沿いにはロンドンバスカフェ。この景色、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。何度も訪問しているにも関わらず、実はお店に行ったことがなく、外からしかバスを眺めたことがありません。こちらも昔から糸島のランドマーク的存在ですね。撮影場所としても人気健在の様子です。
こちらの写真、壁に描かれた羽、わかりますか?よく見るあれです、あれ。パームビーチの天使の羽。ヤシの木のブランコ、サンセットカフェのベンチ、ジハングン、インスタ用にどこも順番待ちの人の群れがあるので、撮影スポット探しには困りません。
オーシャンビューのカフェは人気なのと、ちょっと行き尽くした感があったので、砂浜を少し歩いて岩場を見つけてコーヒータイムをすることにしました。伊都菜彩で買った地元の人が作る焼き菓子と、森とコーヒーで買ったドリップコーヒーと、目の前の海に波の音。最高でしょ。
持ち物は、お湯を沸かすセットとコップ、小さな台とおやつボード、ポータブルスピーカー。今回は沸かすところからはじめるパターンのコーヒータイム。ひとりふたりの時は小さな魔法瓶にお湯を入れておくのが簡単です。
もちろん波の音だけでも良いのですが、かすかに聞こえるほどの音楽があるとより一層はしゃげます。岩場で影になっているので、ウクレレの曲でもかけておけば、近くを通る人に怪しまれません。
ドリップバッグ買っておいてよかったの図。コップにセットしたら注ぐだけで、淹れたてのコーヒーが飲めます。
古くから桜井神社の社地として神聖な場とされ、毎年5月の大潮の干潮を期して長さ30メートル、重さ1トンの大注連縄(おおしめなわ)が張られています。
この2つの岩は、高さ11.2メートルと11.8メートルで、冬は玄界灘の荒波に力強くそびえ立ち、春は穏やかな波の海中に夫婦の姿を現し、古くは竜宮の入口として親しまれていました。
海面に沈む夕日。あたたかな色に包まれる海と砂浜。ゆっくりと迎える今日のクライマックスはとても贅沢な時間になりました。
「とりあえず、糸島」いかがでしたか?行けばなんとかしてくれるスポットの多さとロケーションは本当に助けられます。予習なしで楽しめる強い味方。
今回のコースなら、女性同士でも、デートでも良いですね。