自然、生き物、そして人の営み——
「生き物文化」をテーマに、地域に根ざした魅力を掘り起こす雑誌『ぎょぶる』の最新号が完成!

北九州市を拠点に活動するNPO法人北九州・魚部(ぎょぶ)が手がける生き物文化雑誌『ぎょぶる』の最新刊、第13号は「岡山県南部特集」。

この貴重な1冊が、倉敷市・岡山県・岡山市へ約350冊寄贈・配布されることが発表されました。

◆北九州発の“生き物目線マガジン”『ぎょぶる』とは?

1998年、北九州市内の高校の部活動から始まった「魚部」。その活動の延長線上で2015年に市民団体としてNPO法人化され、今では年1回ペースで刊行されているのが、生き物文化雑誌『ぎょぶる』です。

過去には五島列島や西表島、口永良部島、池間島などの離島や地域を取り上げ、地域の自然と人のつながりに光を当ててきた本誌。魚類の専門家や地元の人々の協力のもと、”その土地でしか読めない”記事が詰まっています。

🏆 日本タウン誌・フリーペーパー大賞(2017年度最優秀賞)
🏆 生物多様性アクション大賞(2017年度最優秀賞)

という、華々しい受賞歴もその魅力の証です。

◆『ぎょぶる』13号のテーマは「岡山県南部」

今回の特集エリアは、アユモドキなど希少な淡水魚が暮らす岡山三川流域と、その周辺の自然・文化・人々の営み。

  • “鮒飯(ふなめし)”や“どじょう汁”、“ヒラ”といった郷土食文化
  • 児島湖で今も現役の漁師たちのリアルな声
  • 岡山大学の福田宏博士が解明した新種カタツムリと地史のつながり
  • “吉備の穴海”と源平の歴史的背景、和菓子に残る記憶
  • 魚部が出会った“凄い人”インタビュー

写真とともに、まるでフィールドワークを追体験するかのように読める構成は必見。

◆岡山県内 約350冊を寄贈・配布!魚部の想いとは?

北九州の地から、地域の自然と人との関わりを伝え続けてきた魚部。今回は「岡山県の皆さんにも、自分たちの土地にこんな文化があることを知ってほしい」という想いで、以下のように寄贈・配布が行われます。

📚 倉敷市:小中高校・自然史博物館・図書館などに108冊
📚 岡山県:県内の公共・大学図書館などに82冊
📚 岡山市:小中学校・図書館・公民館などに約150冊

「地元の人が意外と知らない、身近な魚と文化」。北九州から見つめ直す視点が、地域の誇りを再発見するきっかけになるかもしれません。

◆どこで買える?『ぎょぶる』13号(岡山特集)

『ぎょぶる』13号(全96P/税込1,800円)は、以下で購入可能です。

🛒 倉敷市・蟲文庫
🛒 赤磐市・CAFEいきもの舎
🛒 魚部販売サイト → https://gyobu.or.jp/

◆“魚部”の活動を、北九州から応援しよう!

『ぎょぶる』は、地域を取材して終わりではありません。現地の図書館や学校に贈ることで、次の世代にも文化が引き継がれていく。
そんな「生き物×地域×未来」へのまなざしが、ぎょぶるの大きな魅力です。

北九州で生まれた“魚部”のまなざしが、全国へ。そしてまた、私たちのまちを見る目も少し変えてくれるかもしれません。

NPO法人北九州・魚部(ぎょぶ)
公式サイト: https://gyobu.or.jp/