北九州市八幡西区の「北九州ハイツ」跡地、約2.8ヘクタールが新たな施設に生まれ変わるかもしれません。

市は現在、的場池公園内にある広大な未利用地の活用に向け、民間事業者からアイデアを募集中。

スポーツ施設や子育て支援、健康づくりの場などが想定されており、2026年10月22日まで提案を受け付けています。地域の暮らしに関わる、新たな動きです。

約2.8ヘクタールの「北九州ハイツ」跡地、新たな活用に向けて始動

北九州市が、八幡西区の「的場池公園」にある旧宿泊研修施設「北九州ハイツ」跡地の活用に向けて動き出しました。

対象となるのは、約2.8ヘクタール(約28,000平方メートル) の広大な敷地です。今回実施されているのは、民間事業者から施設の整備・運営に関するアイデアを募る「マーケットサウンディング調査」。将来の事業者公募に先立ち、どのような施設やサービスが実現できるか、市場性を確認するものです。

現時点で新施設の建設や開業が決まったわけではありませんが、これまで活用されていなかった土地の将来を考える、大きな一歩となります。

なぜ的場池公園? 学校17校と年間10万人超の施設利用者

今回の跡地活用で注目したいのは、周辺の生活環境とアクセスの良さです。

的場池公園には体育館、野球場、弓道場があり、これらのスポーツ施設を年間10万人以上が利用しています。

さらに、周辺2キロ圏内には小学校・中学校・高校など17校が集まり、約7,400人の児童・生徒が在籍しています。子どもたちがスポーツを習ったり、家族で健康づくりに取り組んだりする施設を検討するうえで、特徴的な環境といえそうです。また、国道200号に接し、北九州都市高速「黒崎IC」から車で約4分という立地も強み。近隣住民だけでなく、市内外からの利用も視野に入れられます。

北九州で暮らす人にとっては、身近な公園に新たな選択肢が生まれるかもしれないという点が、気になるニュースではないでしょうか。

温水プールやインドアテニスも? 想定される施設に注目

市が示している活用の方向性は、スポーツ・子育て・健康増進を中心としたものです。

具体的には、次のような施設が例示されています。

インドアテニス施設
天候に左右されにくい屋内スポーツ施設。子どもの習い事から大人の運動まで、幅広い利用が考えられます。

温水プール
スイミングスクールや健康づくりの場としての活用が想定されます。子育て世帯にとっても気になる施設の一つです。

スポーツジム
日常的に体を動かせる施設ができれば、地域住民の健康づくりの選択肢が広がる可能性があります。

このほか、付帯的な飲食・物販施設や、合宿などに対応する宿泊施設も例として挙げられています。ただし、これらはあくまで市が示した導入施設のイメージであり、建設が決定している施設ではありません。また、大規模な商業施設やレジャー施設は想定されておらず、周辺の住環境と調和した公園づくりが基本となります。

最大20年の運営も想定 民間事業者の自由な提案を募集

今回の調査では、都市公園に民間活力を取り入れる「Park-PFI制度」などの活用が想定されています。

Park-PFIを活用する場合、最長20年の事業期間を設定できるため、長期的な施設運営を検討できることが特徴です。また、跡地には上下水道や電気、都市ガスなどの既存インフラがあり、初期投資を抑えられる可能性があります。事業者には、施設の種類や利用料金、施設配置、収支計画、地域貢献などについての提案が求められています。さらに、市は公園利用者が都度払いで利用できる一般開放枠の設置を求めています。

会員やスクール受講者だけでなく、一般の公園利用者も利用できる施設づくりが検討されている点は、地域住民にとって見逃せないポイントです。

子育て世帯やスポーツ好きにとって、今後が気になる場所

今回のニュースは、すぐに参加できるイベントや新施設のオープン情報ではありません。

それでも、八幡西区で暮らす人、とくに子育て世帯やスポーツ施設を利用する人にとっては、今後の動向を知っておきたい話題です。もしスポーツスクールや健康増進施設が実現すれば、子どもの習い事や大人の運動など、日常生活の選択肢が増えるかもしれません。すでに体育館や野球場などを利用している人にとっても、公園全体の使い方がどう変わっていくのか、気になるところです。

現時点では構想段階ですが、地域の暮らしに身近な場所だからこそ、今後の具体的な計画に期待が寄せられます。

5|募集・調査情報

項目

内容

名称

的場池公園(北九州ハイツ跡地)活用に関するマーケットサウンディング調査

対象地

福岡県北九州市八幡西区・的場池公園内

対象面積

約2.8ha

提案書受付期限

2026年10月22日(木)

個別対話期間

2026年10月5日(月)~29日(木)

対象

法人その他の団体(複数団体によるグループも可)

担当

北九州市 都市整備局 公園計画課

電話

093-582-2466

メール

seibi-kouenkeikaku@city.kitakyushu.lg.jp

場所:的場池公園

事業提案を検討する法人・団体は、北九州市の公式ページで実施要領を確認してください。事前の個別相談も受け付けており、オンラインでの対応も可能です。

北九州市公式|マーケットサウンディング調査の詳細

八幡西区の身近なスポーツ拠点、的場池公園。その一角にある約2.8ヘクタールの跡地が、これからどんな場所になるのでしょうか。

子どもたちの習い事の場になるのか、大人が気軽に体を動かせる場所になるのか。まだ決まっていないからこそ、地域の未来を想像したくなるニュースです。

「北九州ハイツ」の跡地がどう変わっていくのか、今後の動きにも注目です。