行きたい街・住みたい街をテーマに街の魅力を紹介する「iko-sumo.jp」 

わたし)八幡のソウルフードといえば〜〜〜!!!

みんな)餃子〜〜〜!!!

そうです、みんな大好き餃子です。八幡ぎょうざという歴としたソウルフード。(小倉には焼うどん、門司港には焼きカレーといった感じ)

……さて、本題なのですが、皆さんは八幡ぎょうざについてどのくらい知っていますか。八幡ぎょうざの歴史は?どんな活動をしているの?どんなお店が並んでいるの?お恥ずかしながら、わたしは八幡ぎょうざについて全くの無知でした。

「初めまして、行こう住もうのササキです!」

「初めまして!八幡ぎょうざ協議会の平原と佐々木です。」

北九州のことをもっと知りたい!八幡の街を元気にしたいなら、まずはこれから勉強しましょう!今回は八幡ぎょうざ協議会会長の平原潤さん(落ち着いていて、優しい笑顔が特徴)と、事務局長の佐々木佳代子さんにお話を伺ってきました!

今回お話を聞かせてもらった場所はぎょうざ工房風人さん。ぎょうざ協議会と関連している店舗の1つで、ランチも兼ねて。営業中だったため、他のお客様もいらっしゃいました。店主さんと常連さんなのかとても和気藹々とした雰囲気。餃子の良い匂いもお店いっぱいに充満していて、お昼を軽く済ませてきたはずのわたしのお腹が……。(笑)

今回は八幡ぎょうざ協議会を紹介していきます!次回は実際にお邪魔した餃子屋さんを紹介します!

八幡ぎょうざって?餃子が八幡のソウルフードに選ばれた理由は?

官営八幡製鉄所が全盛期の頃、安くてスタミナのつく料理は重宝されていた

少ない食材で美味しく作ることができ、安くてスタミナのつく料理として餃子が上がったのが始まり。庶民派の料理として根付いてきた八幡地域の餃子は、今では全国的に有名になり、「鉄なべ餃子」の発祥地だけでなく、「ひとくち餃子」、「手羽餃子」、「スープ焼餃子」、「揚げ餃子」など種類豊富。すっかりと居酒屋さんの定番メニューとなっています。

ササキ「どうして餃子だったんですか。」

平原「北九州市八幡から、街に埋もれている〝食〟発掘して、新しい食ブランドを作ることで、地域活性化と賑わい創出に繋げていけるのではというのが大きな理由ですねすでに宇都宮餃子や、浜松餃子があって、二番煎じになってしまうと思ったのですが、八幡の地域と製鉄所……やっぱり餃子が一番ということになりましたよね!あと、それぞれの色が出しやすいというのも理由の1つなんですけど。(笑)」

八幡ぎょうざの特徴と取り組みについて

『八幡ぎょうざ』は大きく分けて4つに分類。

  • 鉄なべ系餃子

いまや全国区で大人気の「鉄なべ餃子」。餃子を熱々の鉄鍋に乗せて出すスタイルは昭和33年開業の八幡西区折尾「本店鉄なべ」が全国発祥の地(現在は黒崎)。

Ex)ぎょうざ亭たしろ、池田屋の鉄板餃子、ぎょうざ工房風人、YAHATA izakaya    1901

  • 中国本土系餃子

鉄なべのルーツにもなった中国系の餃子。

Ex)ぎょうざの味味

  • ラーメン系餃子

水の変わりに、ラーメンなどの豚骨スープを使って美味しく焼く餃子。ラーメン店で多く見られる。

Ex)福龍ラーメン、中華料理龍鶴園、ホームラン本店

  • お母さん系餃子

古くから八幡地域の食文化として根付いていただあって、家庭で餃子が作られることも良くある。お母さんの愛情というスパイスがたっぷり餃子は格別!

Ex)ゆうげ夜狸、春さん餃子、餃子屋東天紅黒崎

ササキ「八幡ぎょうざ協議会ってどんなことをしているんですか」

佐々木「八幡ぎょうざ店のマップ作成や製鐵所起業を記念して始まった地元最大のお祭り、起業祭でも、“八幡ギョウザ・ワールド!”などイベントを大きく開催したりして、徐々に活動の規模を広げていっていますね。」

平原「全国餃子サミットも開催しましたね。全国餃子サミットとは、“主要国首脳会議”を模して、一年に一度、日本中の餃子でまちづくりを行っている団体が一堂に集まりサミットを行なったりしました。(笑)他にも、被災地に八幡ぎょうざ専用の大鉄なべを持っていって復興支援をしたりしましたね。」

ササキ「被災地だったら遠征大変だったんじゃないですか?」

佐々木「もう、ほぼ1週間かけた遠征になるので、お仕事やご家庭があって参加が難しいという人もいましたが、参加して活動している間はみんな楽しんでいるのが良くわかりますね。」

平原「体力はいつもギリギリですが、参加者みんなで助け合って乗り越えています!大鉄なべも毎回好評で嬉しいです。」

八幡ぎょうざチケットが販売されました!

新型コロナウイルスの影響で活気が薄れたお店のためにできることを 

八幡ぎょうざ協議会が、地域のお店のために動き出した活動が“八幡ぎょうざチケット”の販売!

今年は10月に開催を予定だった『2020 九州ぎょうざ祭りin北九州』が新型コロナウイルスの影響で中止。外食をする客足も減って地域のお店も大打撃を受けていました。

これではダメだ!と今回始めたのが、八幡ぎょうざチケット!1000円分のぎょうざチケットを半額の500円で購入できるお買い得チケット。

使用期間は9月30日までと短めですが、気になる餃子を食してみるいい機会になること間違いなし!みなさんも北九州での推し餃子を探してみてはいかがでしょうか。

合わせて「行こう住もう」によるマイクロツーリズム記事もチェックしておこう。おうち時間には、[保存版]テイクアウト北九州・宅配グルメまとめで美味しいひとときを。