あの「東筑軒」が街へやってくる。創業105年、10月からキッチンカー始動!北九州名物「かしわめし・かしわうどん」が街へ

北九州市八幡西区に本社を置く東筑軒が、2026年10月からキッチンカーの運用をスタート。かしわめしはもちろん、あの「かしわうどん」まで提供できる“移動する東筑軒”です。

折尾駅の「かしわめし」でおなじみの東筑軒が、ついに街へ出ます。創業105年。北九州の駅とともに歩んできた味が、今度は店舗のない地域やイベント、オフィス街へ向かいます。

「東筑軒」が、こっちからやってくる

今回のニュースで気になるのは、単に「東筑軒がキッチンカーを買いました」という話ではありません。これまで駅や店舗を中心に出会ってきた東筑軒の味が、自ら街へ出ていくことです。2026年10月から運用予定のキッチンカーでは、名物「かしわめし」だけでなく、かしわおにぎり、おにから、こだわりカレーなどを販売予定。さらに車内には調理・販売設備が備えられ、「かしわうどん」「わかめうどん」「月見うどん」「きつねうどん」「カレーうどん」なども予定されています。つまり、販売口を開けばそこは“小さな東筑軒”。

地域のお祭りやスポーツイベント、各種催事、オフィス街などへ出向き、常設店舗がない場所でも東筑軒の味を楽しめるようになります。

※販売商品は出店場所・イベント等によって異なります。

折尾から始まった味が、創業105年で「移動する店」へ

東筑軒は1921年(大正10年)創業。折尾駅をはじめとする駅での弁当販売やうどん店を中心に、北九州の人たちに親しまれてきました。特に「かしわめし」は、鶏肉・錦糸卵・刻み海苔の三色が特徴的な東筑軒を代表する駅弁。2026年3月に発表された「第16回九州駅弁グランプリ」A部門では準グランプリを受賞しています。近年はロードサイド店舗や福岡市内への出店など、駅の外にも展開。そして創業105年となる2026年、今度は「店舗を増やす」だけではなく、店舗そのものが移動するようなキッチンカーという新しい接点が加わります。北九州で暮らしていると、東筑軒といえば「折尾」「駅弁」「駅のうどん」というイメージを持つ人も多いはず。

その東筑軒を、これからは思いがけない街やイベントで見かけるようになるかもしれません。

ここに注目① 「かしわうどん」までキッチンカーで

キッチンカーと聞いて、まず「かしわめしを販売する車」を想像した人もいるかもしれません。でも、今回の車両はそれだけではありません。車内に調理・販売設備を備えているため、「かしわうどん」をはじめとするうどんメニューも提供予定です。長年、駅のホームや店舗で親しまれてきた味を、常設店舗がない場所でも楽しめる。これは東筑軒を知っている人ほど気になるポイントではないでしょうか。

ここに注目② 車体の左右で「かしわめし」と「かしわうどん」

街で見かけたら、車体にも注目です。キッチンカーの一方の側面には、鶏肉・錦糸卵・刻み海苔が並ぶ「かしわめし」を大きくデザイン。「大正十年創業、伝承の味。」というメッセージと、「第16回九州駅弁グランプリ」A部門準グランプリの受賞ロゴもあしらわれています。そして反対側には、大きな「かしわうどん」。こちらには「どこか懐かしい優しい味わい。」というメッセージが添えられています。後部には東筑軒のロゴ。

「今日はどっち側が見えるかな」と、車そのものを探したくなるデザインです。

ここに注目③ お祭りやスポーツイベントへの出動依頼も受付

「うちの地域にも来てほしい」そんな相談もできます。

東筑軒では、地域のお祭りやスポーツイベント、企業・団体の催事などへのキッチンカー出動依頼・相談を受け付けています。開催場所や内容、提供商品、出動条件などについて相談のうえ対応するとのこと。これまで近くに東筑軒の店舗がなかった地域にとっては、地元の催しで「かしわめし」や「かしわうどん」と出会える可能性が広がります。

ここに注目④ 「もしもの時」には被災地支援も想定

そして、もうひとつ見逃したくないのがキッチンカーの役割です。

東筑軒では通常の販売やイベント出店だけでなく、災害発生時の活用も想定しています。被災状況や現地の受け入れ態勢などを踏まえながら、温かい食事の提供など、被災地支援に活用する考えです。普段は街と東筑軒をつなぐ場所。もしもの時には、食を通じて地域を支える場所へ。キッチンカーならではの機動力を生かした、新しい地域との関わり方です。

こんな人は「東筑軒のキッチンカー」をチェック

東筑軒のキッチンカーが気になりそうなのは、やっぱり「かしわめし」「かしわうどん」に馴染みがある人。折尾や駅まで行く機会が少ない人にとっても、イベントなどで東筑軒の味に出会える機会が増えそうです。また、地域イベントやスポーツイベントを企画する企業・団体にとっては、出店を相談できる新しい選択肢になります。そして県外から北九州を訪れる人には、「北九州にはこんな駅弁文化があるんだ」と知ってもらう入口にもなりそうです。駅から始まった北九州の味が、これからどんな場所へ走っていくのか。

街であの車体を見つけたら、ちょっと立ち寄りたくなりそうですね。

 

 

5|キッチンカー情報

名称: 東筑軒 キッチンカー
導入時期: 2026年10月予定
運営: 株式会社東筑軒
主な販売予定商品:かしわめし/かしわおにぎり/おにから/こだわりカレー/かしわうどん/わかめうどん/月見うどん/きつねうどん/カレーうどん ほか
※販売商品は出店場所・イベント等によって異なります。
主な活用用途:店舗のない地域・オフィス街等での販売/地域イベント・各種催事への出店/企業・団体等のイベント/被災地支援など
キッチンカー出動相談:地域のお祭り、スポーツイベント、企業・団体の催事、各種イベントなどへの出動依頼・相談を受付。開催場所や内容、提供商品、出動条件等は相談のうえ対応。
運営会社: 株式会社東筑軒
所在地: 福岡県北九州市八幡西区堀川町4番1号
創業: 1921年(大正10年)
東筑軒公式サイト:https://tochikuken.co.jp/

折尾駅で弁当を買った記憶や、ホームでかしわうどんを食べた記憶。

そんな北九州の日常に根付いてきた東筑軒が、創業105年で「自分から街へ出ていく」という新しい一歩を踏み出します。

202610月から始まる移動する東筑軒。これから北九州のどこで出会えるのか、その最初の一杯、最初の一折も楽しみです。