門司港の魅力は、風情あるレトロな街並みと美味しいカフェの数々。そして、その中心を走っているのが『潮風号』という観光列車。日本一遅いと噂のこの『潮風号』に乗って、門司港の気持ち良い景色を楽しみながら、乗り鉄にはたまらないカフェを巡るのんびり旅へ行ってきました。

みなさん電車好きですか?

ぼくは幼少期の頃から乗り鉄(※)で、生粋の電車好き。長期休みの時には青春18きっぷで、日本全国を巡るほど。そんなぼくが今回、編集長サタさんをアテンドした北九州の観光列車のんびり旅を紹介します。

※乗り鉄…列車に乗車することを愛好する鉄道ファンのこと。鉄道の旅を楽しんだり、車両による特徴の違いを確かめたり、より多くの路線に乗ることを目指したりするなど楽しみ方は様々です。

北九州銀行レトロ観光列車 『潮風号』

門司港駅からすぐそばの「九州鉄道記念館駅」を出発し、「出光美術館駅」「ノーフォーク広場駅」「関門海峡めかり駅」の4駅の区間2.1㎞を最高時速15㎞でおよそ10分間の列車の旅を楽しむことが出来る観光列車。

「潮風号」ならではのポイント
①日本で一番遅い列車
②ディーゼル機関車ならではの振動や、エンジンの力強さを肌で感じることが出来る

「潮風号」のおすすめ
①列車の中から見える景色「車窓」
門司港からの海辺の景色を時速約10㎞〜15㎞の速さでのんびりと見ることが出来ます。その中でもブルーウィング門司・門司展望台と関門海峡が見えるスポットはとても絶景です。また、ゆっくり進むため車窓をカメラに納めやすいのもポイントですね。

この日はたまたま快晴だったということもありますが、青空と青い海と門司港の観光名所が一度に見られてとても満足でした。

②「和布刈トンネル」でのブルーライト
和布刈トンネルの中では天井がブルーライトで照らされて、関門の海の生き物たちが映し出されます。

この中には門司港のゆるキャラ「じーもくん」もいるらしいです。ぼくは見つけられませんでしたが、みなさん是非見つけてみてください。そして、終点「関門海峡めかり公園駅」に到着。九州の最北端で本州まで手の届きそうなところまで来ました。


北九州銀行レトロ観光列車 『潮風号』
北九州市門司区西海岸1丁目7番1号
営業時間:9:00~12:00 13:00~17:00
定休日:水曜日・木曜日
公式HP:https://www.retro-line.net/

と、ここまで来たら旅は終了……

かと思いきや、こちらの公園には国鉄時代の車両があります。

外装はそのままですが、一歩中に入ると、女子力高めな白を基調とした暖かい雰囲気のカフェ空間が広がります。カフェ「Pic」として、2024年の5月より生まれ変わっています。

 

こちらのバナナチーズケーキをいただきましたが、口の中で溶けるような感覚とほんのりバナナの風味がとても美味しかったです。


Pic
〒801-0855 福岡県北九州市門司区門司3491−16
営業時間:10:00~17:00
営業日:土日祝(基本はトロッコ列車の営業日) 
※営業日は変更になることがあります

「潮風号」は気軽に乗れるトロッコ列車なので、ちょっと鉄道のことに興味があるから、変わった列車に乗ってみたいと思った人におすすめかなと思います。

子供でも大人でも乗り鉄の入口になりそうな列車です。まだ乗ったことがない人は是非乗車してみてください。

[サタ編集長の記事はコチラ]
→新人ライターかわちゃんと門司港に乗り鉄に行ってきました記事はコチラ