救急車の使い方、どう伝える?北九州の学生と若手職員が本気で考える3時間
救急車の適正利用や応急手当を、若い世代ならどう伝える? 北九州市消防局では9月11日、小倉北区「救急の日」プロジェクト2026を開催します。
学生と市の若手職員が消防指令センター見学や心肺蘇生法を体験し、「市民にどう伝えるか」まで考えるのが今回のポイントです。

「教えてもらう」だけじゃない。若者自身が救急を発信
9月9日は「救急の日」。その日を含む1週間は「救急医療週間」とされています。北九州市消防局でも例年9月上旬に、救急車の適正利用や救急救命について知ってもらうための啓発事業を行っています。しかし、小倉北消防署が2026年に計画したのは、消防から市民へ一方的に情報を届けるだけではない取り組みです。9月11日(金)に開催される**「小倉北区『救急の日』プロジェクト2026」ワークショップ**には、麻生公務員専門学校北九州校、九州栄養福祉大学、西南女学院大学の学生に加え、北九州市役所のZ世代課や〇〇推し課、小倉北区役所の若手職員が参加。救急について「知る」「考える」「体験する」、そして最後は**「自分たちの言葉で伝える」**ところまで取り組みます。
![]() 事前説明会時の様子 事前説明会を実施した際に学生の代表が意気込みを表明してくれました。 | ![]() 意気込みの表明 「応急手当発信成功させるぜ!!」や「救急の大切さを発信するぞ!!」など、熱いコメントが。プロジェクトへの期待が高まります。 |
なぜ北九州で?「伝える側」だけで考えない救急広報へ
応急手当の普及や救急車の適正利用は、消防にとって重要なテーマです。一方、情報を発信するだけではなく、「どうすれば自分にも関係のあることとして受け止めてもらえるのか」という“伝わり方”も大切になります。そこで今回取り入れられるのが、実際に情報を受け取る若い世代の感覚です。参加する学生たちは事前に、救急に関するニュースや課題について調べ、疑問やディスカッションしたい内容を準備。当日だけの体験イベントではなく、事前学習から始まっているのも特徴です。北九州で暮らす若者と、市民の命を守る消防、そして若手市職員。それぞれ違う立場の人が同じテーブルで「救急」を考えること自体が、今回のプロジェクトの興味深いところです。
ここに注目|指令センターから心肺蘇生まで「体験」する
① 4チームに分かれて救急をディスカッション
当日は参加者が4チームに分かれ、救急をテーマにディスカッションします。普段は「利用する側」になる可能性がある学生たちが、救急の現状について調べ、自分たちの視点から考えます。
② 消防指令センターを見学
北九州市消防局では、消防指令センターの見学も実施。普段の生活ではなかなか意識することのない「119番の先」に触れる機会になります。
③ 心肺蘇生法などの応急手当を実際に体験
「見る・聞く」だけではありません。心肺蘇生法などの応急手当を実際に体験し、救命について学びます。知識として知っていたことを自分で体験するからこそ、その後に「どう伝えるか」を考える材料にもなりそうです。
④ 小倉北区役所で市民への広報活動
消防局で学んだ後は、小倉北区役所で応急手当や救急車の適正利用について市民に呼び掛ける広報活動を行います。今回の特徴が最も表れるのは、ここかもしれません。学んで終わりではなく、学んだことを誰かに伝えるところまでがプロジェクトです。
⑤ さらにSNSや学校活動へ
ワークショップ終了後も、参加者は活動を通して感じたことや学んだことを整理します。そして、若い世代ならではの視点から、SNSや学校活動を通じて応急手当の普及や救急車の適正利用について発信していく予定です。
今回の体験が9月11日の3時間だけで完結せず、その先の情報発信につながっていく点にも注目です。
こんな人に知ってほしいプロジェクト
今回は、元情報を見る限り一般参加を募集するイベントではありません。だからこそ「参加できるかどうか」だけではなく、北九州でこんな取り組みが始まっていること自体を知っておきたい地域ニュースです。特に、学生やZ世代、学校・教育関係者、地域活動に関心がある人、そして「救急車を呼ぶべきか迷ったことがある」という人にとって、救急について考えるきっかけになりそうです。「救急」は、誰にとってもある日突然、自分や家族に関わる可能性があるテーマ。
若者が実際に何を感じ、どんな言葉で周囲へ伝えていくのか。その発信にも注目したいところです。
小倉北区「救急の日」プロジェクト2026ワークショップ|開催情報
開催日: 2026年9月11日(金)
時間: 9:00〜12:00
場所: 北九州市消防局、小倉北区役所
参加者:麻生公務員専門学校北九州校、九州栄養福祉大学、西南女学院大学、北九州市職員
※一般参加募集の記載なし
主な内容:
<北九州市消防局>
・救急に関するディスカッション
・消防指令センター見学
・心肺蘇生法などの応急手当体験
<小倉北区役所>
・応急手当や救急車の適正利用に関する広報活動
問い合わせ:北九州市消防局 小倉北消防署 井堀分署 井堀救急隊(2係)TEL:093-581-0119
公式情報(市ホームページ):
小倉北区「救急の日」プロジェクト2026
応急手当講習
こんなときは救急車!?
「救急車を正しく利用しましょう」と伝えるだけではなく、どうすればその言葉が本当に届くのかを、若者と一緒に考える。
今回のプロジェクトで生まれた学生たちの気づきや言葉が、SNSや学校を通して同世代へどう広がっていくのかにも注目です。
9月9日の「救急の日」をきっかけに、自分や家族だったらどうするか、一度考えてみるのもいいかもしれません。










