「タカミカリィ」とは、店主の都合なのか、地域の都合なのか、それともオープン日に特別な意味があるのか?突然開かれるお昼限定のカレー屋さん。
この「タカミカリィ」、毎日夕方からワインや食事を楽しめるお店「Green Room」のオーナーが、夜とは違う顔で本格的なオリジナルスパイスカレーを出してくれる姉妹店のような、イベント開催のような、ポップアップ・レストランのようなもの。通常はランチ営業をしていないにも関わらず、はじまりから約1年ほど、地元ファンにも定着、巷でも噂になっています。
JR黒崎駅から徒歩7分。駅を背に垂直に伸びるふれあい通り(バス通り)沿いを直進。熊手三丁目と岸の浦二丁目の信号のあいだの信号のない交差点を左に。
周辺には溢れるほどのコインパーキングがあります。
パーキングに挟まれた奥行きのある建物。日曜日のお昼開催が多いので、1階グリーンルーム部分はシャッターが降りている場合が多いかも。でも、ご心配なく。
看板がフェンスにかかっていても、通路に出ていなくても、開催日を知っている人にだけ用意されたこちらのサインは「ようこそ、いらっしゃい」と同じです。
建物の壁づたいの階段を上ってください。階段で住人の方と出くわすことは、ほぼほぼありません。
ほんのりスパイシーな香りが漂う魅惑のステップを、ドキドキしながら踏みましょう。
10人くらいはゆったりのびのびと座れるスペースがあります。日当たりも良く、友達の家におじゃましているような気楽さで、扉を開けるまでのドキドキを忘れるくらいホッとします。
アウトドア用のテーブルセットや、紙コップに注ぐセルフのお冷やで、休日を満喫している気分になるのも不思議。
月によってメニューは変わりますが、基本はインド、スリランカ系のスパイスをふんだんに使ったカレーです。サラサラ系、ドロっと系、お肉を使っていない豆メインのカレーの日もありバラエティ豊か。
今月(2019.7月)のメニューはこちら
スパイスチキンカレー 850円
サーモンのマスタードカレー 900円
<本日のカレー>
ポークビンダル 900円
プラス300円のよくばりシステムを利用して、大半の方は”合いがけ”にしてしまうのではないでしょうか。
今回5人で伺いましたが、もちろん全員”合いがけ”に。
それぞれのカレーに独自にブレンドされたスパイスの味わい!異国の香りとほんのりくる刺激!美味しい!
噛むと爽やかな香りのたつスパイスが忍ばせてあったり、ココナッツミルクでまろやかな味のものも。辛みを感じるものは、添えられているおかずとご飯とよく混ぜると、味が調和され、同じカレーでもイメージがぐっと変わります。
こちらは、サーモンのマスタードカレー
お米はきっとインディカ米。細長くさらさらとした食感はカレーとの馴染みが良く味をダイレクトに伝えてくれます。そこにパクチー!より美味しく、より後味がおもしろい!
蝉の声を聴きながら、じんわり汗もかきながら、時折あたるクーラーの風に涼を感じる午後の至福。
何種類のスパイスを使い、何時間煮込むのか、そんなこだわりを聴くことすらすっかり忘れて、魅惑の世界に浸りました。
開催のお知らせは限定されているため、Instagramを定期的にチェックすることをおすすめします。
アカウント @greenroom_masaki[リンク]
#タカミカリィ #グリーンルーム
[※お店から拝借]
または、開催月にしか出回らないチラシ。この手書きチラシの存在感はお見事です。
店の界隈でも数ヶ所にしか設置してないようなので、見つけた!と同時に、カレーの口に。開催日が待ち遠しくなってしまいます。
グリーンルームとは
通常のレストラン&バー営業に加えて、毎月JAZZや生楽器の演奏など音楽LIVEやイベント等も開催しているお店。
美味しいお酒や食事を楽しみながら、同じ空間でふんわりと行われるLIVEで、未知のジャンルの音楽やその世界観に触れられるところも魅力です。
店内はミニキッチンがあります。アクセスも良いので「うちに寄りなよ」くらいな気分で、集まるのも良さそうです。