いよいよ2月18日に迫ってきた、北九州市の総力を挙げて行われる「北九州マラソン」。
私、40歳を過ぎたことをキッカケに2017年からトボトボ走り始めた小市民ランナーですが、今年も懲りずにエントリーしました。本番直前にランナーは何を思って何をやっているのか、そんなことをのたまいます。
過去記事:
➀とりあえず、後悔の念と共に自分を奮い立たせて、ひたすら走る走る
毎年2月に開催される北九州マラソンに向け、10月ぐらいからぼちぼち練習を開始し、12月ぐらいで頑張ることを先送りにしていた自分を呪い、1月に何とか追い込んで、2月は「今更練習してもね」と開き直る、を繰り返しています。
「マラソン出るなんてすごいね!」そんな言葉を貰うこともありますが、ハイ、それが既にピークで、後はいやいや練習を頑張っています。もともと勤勉じゃないし、月間数百キロ走るガチ勢とは大違い、何となく寄る年波に抗いたくボンヤリ始めただけの低い志ですから、毎回毎回、練習に行く前に「よっこいしょ!!」と大きな声を上げて自分を奮い立たせ、「なんでエントリーしてしまったんだ、オレのバカ!」と後悔しながらシューズを履いています。
➁アイテムに頼る他力本願
マラソンを始めるまで知りませんでしたが、よく市民ランナーが履いているタイツのようなものは、ひざや太ももなどを締めあげ、疲労の蓄積を押さえたり、ケガを抑制する効果があります(参考:https://www.runhack.jp/28727)。半信半疑で着用しはじめましたが、今やこれがないと丸腰で戦場に向かうような心境に。特に膝とふくらはぎを締め付ける独得の感触が、20キロ以上走った時に訪れる疲労とダメージから守ってくれているような感覚があり、膝の関節にかかる振動や衝撃から「余計なブレを押さえてくれる」効果は特筆すべきものです。一度、着用せず軽くランニングしている時、「今日は調子がいいな、もうちょっと走ってみるか」と思って色気を出してしまい、結果、膝関節に違和感を覚えることがありました。某メーカー名にもあるような、「服の下の鎧」みたいな感覚です。
それ以外にも、膝を守るサポーターをさらに追加し関節を守り(参考:https://x.gd/SlPTG)、シューズの中にはクッション性と土踏まずの形を保つ特殊な中敷き(参考:https://x.gd/8nORX)を入れています。
そう、高級品でなくてもいいから、ちょっとでもいいから、負担を減少させるアイテムに頼り切っているのです。
③シューズだけはしっかり選ぶ
ベテランやガチ勢の方々が好むと思われる(?)「厚底」シューズ。某メーカーがヒットさせたことを皮切りに、今では「薄底」を駆逐しており、ほぼほぼのメーカーから生産されているようです。ロンドンブーツを履いているような、足首をグネってしまいそうな印象でしたが、一度慣れてみると、独特のクッション性がないと今では長距離を走るのが怖いぐらいになってしまいました。シューズだけはしっかりしたものを選びたいですね。ドラムで言うところの足のスティックとでもいうのでしょうか(参考:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BB6YQDH9/ref=twister_B0BB46HSSZ)。
④エネルギーチャージ
北九州マラソンは、「エイドステーション(給水所)」が充実している大会としても有名で、北九州の名産にちなんだ様々な給食が出ます(小倉牛も!)。そう、意外に思うかもしれませんが、フルマラソンを走ると「ムチャクチャお腹がすく」のです。毎回、バナナやクロワッサン、ミニトマトやおはぎをほおばりながら走っています。数時間も走り続けるなんて日常生活ではほぼないですし、疲労とダメージの蓄積から意識をそらすために「味変」している感覚です(笑)。
ちなみに、こういう(参考:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B076WYFG4T/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1)ドラッギーなグッズもあり、マグネシウムを含んでいるおかげで、足のつりやこむら返りを防いでくれる効果があります。口に広がる甘ったるさと高カロリーで、効率よくエネルギーをチャージできます。
⑤イヤホンと音楽と「ランアプリ」
去年も書きましたが、結局一番のお供はイヤホンと音楽。
僕の場合、通常走行時は「COTEN RADIO」という歴史ポッドキャスト番組をひたすら聞き、今ランしていることから意識を遠ざけ、それでも疲労がたまってきたらヘヴィメタルを爆音で鳴らし、さらに意識を遠ざけます。ぜんぜんランと向き合ってないですね(笑)
ちなみに、長年愛用しているランアプリは、NikeのNRC。イヤホンはカナル型でランでも抜けにくいJBLの「JBL LIVE FREE 2」を愛用しています。iPhone愛用者ですが、なぜかアンチAirPodsのため、こだわってJBLを愛用しています(無駄なこだわり)。イコライザーアプリが優秀で可変の幅が広く、それこそメタルのようなヘヴィサウンドが手軽に強調出来て気持ちいいのです(参考:https://x.gd/jWlDf)。
ついでですが、こういう小ぶりで伸縮性のあるポーチを腰に巻いています。前述のエネルギー剤とスマホとカギだけを携帯し、なるべく軽量な装備にしています。
100均のファスナー引手に付け替えて、ラン時の開閉のストレスを少しだけ軽減しています。
いかがだったでしょうか?ガチ勢でもない小市民ランナーなりの「完走へのこだわり」。
マラソンは本当に何時からでも誰でもできるシンプルなスポーツですが、そのストイック過ぎるイメージから、なかなかハードルが高いのではないでしょうか。でも、僕のような小市民ランナーでもこれらの工夫でなんとか乗り切っています。他のスポーツに比べると低コストでフル装備できますので、そろそろ始めたいな、という方はぜひ参考にしてみてください!