地域の魅力を「行きたい街・住みたい街」視点で発信する「iko-sumo.jp」。今回は、八幡西区大浦にある「うどん家 山福」さんをご紹介します。

学生や若い世代が行き交う折尾の飲み屋街

九州共立大学前に広がる華やかな飲み屋街を歩いていると

多くの居酒屋やバーが立ち並ぶ中、一風変わった雰囲気の暖簾に目にとまる。新しさと古き良き雰囲気を兼ね備えた興味をそそる店構え。

家の「おかえり」程の安心感を覚える「いらっしゃい!」

思わず「ただいま!」と言いたくなるアットホームなうどん屋さん

どんな店主なんだろう…そんな一抹の不安を抱えつつ暖簾をくぐると、出迎えてくれたのは笑顔の優しい福山さん[店主]。居心地の良い店内にホッとしたら、素直なお腹は鳴き出します。さて、お話はそこそこに早速、うどんをいただきます。

[店主おすすめNo,1]赤嵐ぶっかけ

牛肉、地鶏卵、キムチが最高の組合せ!老若男女問わず大人気

実食!「麺が太い!コシがすごい!また食べたい!!星3つ☆」一度食べたらやみつきになる味。思い出したらまた食べたくなる味!

[女性人気No,1]綿雲

創作の技が光る山芋の天ぷらがシンプルなのに深い

実食!「出汁がうま~い!ふわふわの山芋の天ぷらにもう虜!」珍しい山芋の天ぷらが乗ったうどん。他ではあまり見たことがない逸品、ぜひ一度ご賞味ください!

そんな素敵な福山さんに情熱〇陸風に質問します![福:福山さん、iko:iko-sumoスタッフ

お店を続けていく上で心掛けていること

自分が食べて美味しいと思うものしか出さない

iko:福山さんって本当に楽しそうですよね。

福:おっちゃん(ご本人)にとって仕事は趣味なんよ。自分が楽しんでやることが大事。おっちゃんは自分が食べてみて美味しいと思ったものしか出さん。美味しくないと思ったものは出したくない。よそがこうやけんっていってそれをパクるのは嫌なんよ。だからメニューも自分で考えて食べておいしいと思ったものしか出してない。それが受け入れられんかったら、おっちゃんこの店辞めようと思う。

折尾のこの地にお店を出した理由

単純に自分の家から子供の学校までの間の場所

iko:この辺りは飲み屋が多いので、〆的な感じのお客様が多いのですか?

福:いや、酔っぱらっている人はおっちゃん受け付けてないんよ。

iko:なぜ、折尾のこの地にお店を構えようと思ったんですか?

福:単純に自分の家から子供の学校までの間の場所。何かあった時にいつでもここに駆け込んでこれるように。

iko:なるほど…!

目指すお店づくりとそのこだわり

おっちゃんが目指しとるのは「繋がりを感じるお店」

Iko:どういうお店づくりを目指していますか?

福:自分の子供が公園で他の子と遊ぶように、縁が出来た子供達が成長して、親や家族を連れて来れるお店って良くない? そんなお店にしていきたいんよね。あとね…おっちゃんは、我が家のように寛いで欲しいと思ってる。この店に入った以上は、ゆっくり味わってほしいんよね。

店主の思いやりを感じるお子様でも手が届きやすい手洗い場

この気になるメッセージ付き風鈴は一体

その人は今も週に一回、うちに食べに来てくれるんよね

福:BAGZYの和田さんからもらったんよ、開店する4年前にね。この出会いも話せば凄い縁なんよ。あることがきっかけで、おっちゃんが新人の時に出会ったお客さんのお友達がバグジーの社長の奥さんやったんよね。で、後日その奥さんが旦那さんを紹介してくれて、さらに社長の右腕らしき人がその人を紹介してくださいって言ってくださったらしくて。うちの奥さんも20年前からずっとそのBAGZYで切ってもらいよるし。そんな出会いやけ、こういう繋がりは大事にしたいやん。やから今もずっと飾ってるんよ。

人とのつながりを大切にする福山さん。自分がおいしいと感じた物しか出さない福山さん。「いらっしゃい」と迎え入れた以上は遠慮はしないでほしいと言ってくれる福山さん。一度会えばきっとこの店主に魅了されるはず。

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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