2024年4月4日、例年より遅く開花した桜が満開の中、北九州市小倉北区足立にあるモンテッソーリ・エレメンタリースクール北九州では今学期最初の授業が始まりました。
こちらは、モンテッソーリ教育のスクールです。モンテッソーリ教育とは自ら学習しようとする習慣を身につける教育法で、小学生向けのスクール施設は、西日本では初。全国でも3校のみです。
Appleのスティーブ・ジョブズ、Amazonのジェフベゾス、将棋の藤井聡太さんが学んだ事で注目されている教育プログラムです。
最初の授業は、地理。宇宙と地球の誕生物語。
どうやって私たちは誕生したんだろう?起源の疑問から授業はスタートします。
座学だけでなく、実験での体験を通して宇宙と地球の始まりを学びます。
スクールディレクターの大谷さんは、
「モンテッソーリ・エレメンタリースクール北九州でのモンテッソーリ教育は、子どもたちの想像力を使って、マクロからミクロへどんどん掘り下げていくのが授業の特徴です。
多くの教具を使い、体験を通じて学ぶことができます。」
「このスクールが、子どもたちが自分で考え、発見する体験を通して『学ぶって楽しい!』と感じられるような場所になっていくことを願っています。」
陽の光がたくさん入る、落ち着いた雰囲気の中で授業が行われていますが、こちらの校舎にも特徴があります。
実は、空き家だった一軒家の一階部分をリノベーションして校舎にしています。
材料は北九州市八幡西区に本社を置く住宅会社の大英産業が提供した建築資材を活用し、工事は北九州市小倉南区志井の九州職業能力開発大学校 建築科の学生たちが行いました。
北九州市の教育問題、空き家問題、大工人材不足の問題などの解決を目指したサスティナブルなスクールです。
子どもたちが、自分の意見をしっかり発言しながら学んでいるのが印象的でした。
モンテッソーリ・エレメンタリースクール北九州 公式HP:https://scuoladeibambini.jp/mek_start/