デジタルデトックスって一時期よく聞くワードだった。
実際にやったことはなかったけど、『iPhoneないとか無理っしょ』と軽く思っていた。
時間があったらYouTube見るし、Instagramの漫画はおもしろいし、モノを調べるのも、音楽を聴くのも、誰かと連絡を取り合うのも、全部これ一つでできる。故に手放すタイミングなどないのだ!
と、同時に漫画の読み過ぎで寝るタイミングを失う原因になったり、画面を見すぎるせいで目の奥が疲れてしまったり、そのおかげで肩が凝るようになったり、何かと身体への弊害もある。

そもそもiPhoneをはじめとしたデジタルまみれの毎日に一石が投じられたのは

自宅の小倉からほど近い旦那のおじいちゃんとおばあちゃんが暮らす田川市で、のんびりとした子供の頃に帰ったような暮らしを体験するようになってから。Wi-Fiがあまり通っていないのと、豊かな自然はわたしとiPhoneを引き剥がすのにそんなに時間は掛からなかった。(元から体動かすの大好きな私)
デジタル環境がなくなると、周りの人との会話が増えた。なんだか寝つきも良くなった気がするし、時間に追われることもなく、心にゆとりができた気もする。
もしかしてデジタルデトックスってすごい???

すっかりデジタルデトックスを生活の一部に取り入れるようにしたわたし

最近はベランダでの時間をデジタルデトックスに充てている。
朝起きて日光にあたるついでに、本とドリンク。こんなにゆったりする時間、そういえば自分で作ってなかったな。久しぶりに本を読むきっかけにもなっていて、一石二鳥。
夜は涼しくなるとキャンドルを焚いてムーディな雰囲気で旦那と2人で食後のデザートを食べる。
2人ともiPhoneを使っていると自分の世界にどっぷりだが、1日にこの時間があるだけで、自然と会話ができ、なんだか不思議と満たされる。
キャンドルのゆらめく火を眺めながら、
「明日は買い物に行かなきゃね、卵もうないよ」
「卵、最近高いのに、毎日食べちゃうよね」「わかる」
「世の中の近況と、うちのお財布事情、噛み合わせながらやっていかないとね」
みたいな中身があるようなないようなことを話す。
ゆるるとしたデジタルデトックスタイム。気を追ってやるのも違う気がするから、日常生活の無理のない範囲でやってる。続けられる間だけ、まったりと。